ぜんぶだいじょうぶ

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4月の話ですけど転園しました。”みんなと一緒”でなくて良い。

自閉症スペクトラムの息子。年少になる4月に転園しました。

結果、本当に本当に良かった。

ことの発端は去年の11月終わり。通っていた保育園で急遽面談に呼び出された。そこで進級について検討してほしいという話が。

年少クラスから認定こども園になり、どちらかというと保育園ではなく幼稚園寄りの運営要素が強くなり「保育」ではなく「教育」になるため、なるべく”みんなと一緒”に行動することが求められる。指示が入らない息子にはちょっと厳しい環境になるのではないかとのこと。

一方私は、当時の園では音楽や書道や英語、モンテッソーリなど色々な活動が活発で、その中で息子の可能性が何かに広がるかもと思ってたし、”みんなと一緒”を少しでも学んで身に着けてほしいという気持ちもあった。

でも、どちらが今の息子にとってベストな環境なのだろう。

それだけを考えたら答えは自ずと出てきた。

”みんなと一緒”にはそうなってほしいという私たち親の願い(エゴ)がメインなのではないか。。でも息子のような特徴の子どもにとって”みんなと一緒”ということほど大変なことはないかもしれない。

実際2歳児クラスの最後3か月ぐらいは息子は泣きながら園に通っていた。帰るときは笑顔なのだけど、毎朝毎朝泣くようになり、今思えばみんなの輪に無理やりはめられることが相当のストレスだったのだろうと思う。

息子には息子の成長ペースがあって、息子にとっての昨日より今日の成長があればそれで良いのではないだろうか。

そう思って転園を決めた。

正直他の園を見学する時間の猶予も無く、市役所に転園申し込みの手続きをしにいくだけで精一杯。なので、まずは仕事をしながら通わせられる範囲の園を片っ端から申し込んだ。

その後第一志望にしていた一番近くの園への転園が決まり、結果、本当に良い園に巡り合えた。

転園を正式決定する前に新しい園の園長先生と面談をした時に、「クラス活動や行事の時に本人が多少嫌がってもできる限り一緒に頑張らせたい親御さんと、本人のペースで好きなようにさせてくださいという親御さんがいますが、希望はありますか。(どちらが良い悪いということではなく保育のスタンスが変わるので)」と聞いていただけ、私は息子のペースに合わせてくださいと伝えた。

そういった園の受け入れ雰囲気が伝わったのか、面談の時から息子は終始楽しそうで、今も元気に毎朝通っている。

そしてそんな息子を見るのはとても嬉しくて幸せ。